ひとつ前のこちらの記事から見てもらえると、より参考になると思います。
こんな方におすすめ
- 戸建てかマンションかで迷っている方
- 物件購入の一連の流れを知りたい方
- マイホーム購入を検討中の方
物件の選択肢
戸建てかマンションか
マイホームを購入するとなった場合、最初の選択肢として戸建てにするか、マンションにするのかを決める必要がありますよね。
初めにそれぞれの特性を理解した上で方針を決めてからでないと、物件探しの効率も悪くなってしまうため、まずはどちらが良いか判断したほうが良いと思います。
戸建てとマンションについて、各項目を比較した表が以下の通りです。
戸建て | マンション | |
価格 | ○ | △ |
維持費 | ◎ | × |
利便性 | ○ | ◎ |
拡張性 | ◎ | △ |
防犯性 | △ | ◎ |
資産性 | ○ | ◎ |
隣人関係 | ◎ | △ |
それぞれ一長一短ありますが、最近ではマンションの方が人気が高い傾向にあり、それは利便性、防犯性、資産性が優れていることが主な理由となっています。
次ぐに私の場合はどうだったかですが、タイトル通り、私は戸建てを選択しています。
その理由は大きく以下の3つです。
- 隣人に気を使わなくてよい
- 維持費が安い
- 敷地が広い
隣人に気を使わなくてよい
戸建て最大のメリットともいえるのが、隣人トラブルが起きにくいということかと思います。
もちろん全く気にしないわけではありませんが、マンションに比べて上下階に人はいませんし、隣の家とはある程度の距離が保たれているので騒音トラブルは起きにくい環境です。
賃貸マンションに住んでいた時は、上の階にお子さんがいたため在宅勤務時などに足音が結構響いて気になっていました。
維持費が安い
マンションの場合は、建物の掃除やメンテナンスのために「管理費」、「修繕積立金」を毎月のローン支払いとは別に納める必要があります。
これらの支出はローンを完済してもかかり続けるものなので、実質家賃を払っているのと近い感覚です。
賃貸の家賃に比べれば安いものの、修繕積立金は築年数が経つにつれて金額も上がるため、せっかくの持ち家の恩恵が受けられないと感じます。
戸建ての場合も定期的に外壁塗装や修理が必要なので、ある程度の金額を用意しておく必要はあるのですが、その判断はこちらに委ねられているというのは大きいです。
敷地が広い
間取りによって一概には言えないのですが、一般的に戸建ての方がマンションよりも広く、部屋数が多いです。
また内装だけでなく、同じ土地内に駐車場や屋上など、戸建てにしか付けることができない設備もあります。
またこれは物件を探し始めてから気づいた意外なことだったのですが、都内であっても延べ床面積に対しての価格は戸建ての方が安いので、マンションで考えていた方も一度戸建てを調べてみるのはおすすめです。
新築か中古か
次に考えるのが新築にするか中古にするかです。
先にお伝えしておくと、私は新築戸建てを購入しています。
日本人は新しいものが好きなので、どうせ家を買うなら新築の方が良いという考えはわかりますが、初めから決めずに中古も合わせて探すことをおすすめします。
知っている人は多いと思いますが、新築というのは物件そのものの価値に加えて、新築プレミアムという付加価値が付いている分価格が高いです。
しかしその新築プレミアムは、一度誰かが住んでしまえばなくなるものなので、購入後に鍵を開けた瞬間にその分の価値がなくなります。
つまり中古の場合、その新築プレミアム分値段が安くなると考えることもできます。
また家というのは住めば当然汚れたり、壊れたりしていくものなので、新築特有の綺麗さというのもいつかはなくなっていきます。
新築というのは、すべて新品の環境に住めるという気持ち的な面にお金をかけていることになりますので、中古でも満足のいく物件があれば全然そちらで良いと思います。
またリフォーム前提で中古を探すというのも、新しいものを安く買う良い方法だと考えています。
ただ中古はかなりピンキリであり、気に入る条件の物件を見つけることが難点です。
実際、私も中古をリフォームすればよいという考えで探していたのですが、条件に合うものが見つからず、偶然見つかったのが新築だったという流れです。
建売か注文住宅か
新築戸建てで購入することを決めている方限定の選択肢です。
マイホームというと注文住宅のイメージが強いとは思います。
私の場合、ここは迷わず建売にしました。
これは個人の考え方があるので参考程度になりますが、私が建売にした理由は2点です。
極端なこだわりがなかった
注文住宅を選ぶ方は、すごいこだわりがあってどんな家にしたいかという理想がある方だと思います。
私の場合、何となく付けたい条件はあったものの具体的なイメージまで持つことはできず、また細かい仕様まで考えるのは正直面倒だと思ってしまいました。
実際に行ったわけではないですが、調べたところ注文住宅の場合、間取りはもちろん扉の取っ手や窓枠の種類など、本当に細かい部分まで設計士の方と話して決めるみたいです。
おそらく相当なこだわりを持った方でないと、そこまで細かいところまで決める過程で疲れてしまい、だんだんと雑な判断になってしまうと思います。
注文住宅は完全オーダーになるため、建売に比べてその分費用も高いにもかかわらず、結局雑な決め方になってしまっては元も子もないと考えました。
万人受けする作りになっている
建売は万人受けする作りになっているので、売る時に有利になりやすいです。
家を購入する段階で考えるのは少し違和感あるかもしれませんが、割と重要なことだと思います。
私は何かものを購入する際、リセールバリュー(売ったらいくらになるか)を考えることを心がけています。
もちろん家はずっと住むつもりで購入していますが、場合によっては引越すかもしれないという気持ちも半分あります。
その時、高く売れるかというのは非常に重要です。
注文住宅の場合、建てた人のこだわりがものすごく詰まっているので、同じ感覚を持った人でないと気に入る可能性も低く売ることが難しいと思います。。
一方で建売は幅広い人が気に入るであろう作りを取り入れているので、売る時にも気に入られる可能性が上がります。
物件探しから契約まで
参考として、私が物件を探し始めてから契約するまでの流れを記載します。
まず私が家を購入を検討したきっかけは、2つありました。
物が多くなってしまい部屋が手狭になった
私は1年ほど前からキャンプに興味を持ち、道具を揃え始めるようになりました。
当時都内の2LDKマンションに住んでいたのですが、54㎡とそこまで大きくはなかったのでテントや椅子、キャンプ道具を入れたボックスなどが増えた結果、リビングのなかなかの面積を占領していたので、住み心地が悪いと感じ始めていました。
賃貸の契約更新がもったいないと感じ始めた
その時点では、もう少し広いところに引っ越すか、どうにか部屋以外の場所に道具を保管できないかを考えたのですが、ちょうど同じくらいのタイミングで賃貸の契約更新が来ました。
もともと家賃が17万円(社宅だったので負担は8万円ほど)だったので、火災保険と合わせて20万を払うくらいなら引っ越してしまおうと考えたのですが、今よりも広い家となるとこれよりも高い家賃になることは避けられません。
何より今後も更新が来るたびに何が変わるわけでもない更新料を払うのかとふと思い立ち、どうせなら持ち家に住んだ方が良いのではないかという考えに切り替えました。
物件探し開始
購入しようという考えになったのでが8月半ばくらいのことで、ここからは中々のスピード感で進めていきます。
もともと引越すという考えはあったので、次はどのあたりにしようかというのは物件検索アプリで定期的に調べており、まずはそのあたりの売り物件を見てみようと思いました。
1ヵ月半ほど物件の更新確認と内見を繰返す中で、だいたいの相場感や気に入る条件がわかってきました。
そこで気が付いた、私が家に求めている条件は「駅までの距離が徒歩10分以内」、「2階建て」、「近場にスーパーがあればいい」、「職場まで乗り換えなし」ということでした。
ありきたりな条件ですが、私が今回思ったのは物件探しをする際は、最低限の必須条件のみで絞って探したほうが良いということです。
当初私は地域を限定しながら探していたのですが、その場合どうしても「有名な場所」、「人気な場所」という視点に自然となってしまっていました。
有名、人気ということは当然相場も高く、予算内で気に入る物件が中々見つからなかったのです。
そこで必須条件のみで探したところ、かなりマイナーで当時私は知らなかった駅でしたが、条件にぴったりな物件が見つかりました。
契約
すぐに内見をさせてもらい、事前に調べていたので設備も立地も価格も問題なし、ということで内見に行ったその場で契約をしたいことを伝えました。
知っておいてもらいたいこととして、銀行の住宅ローンには事前審査と本審査というものがあります。
名称から想像できる通り、事前審査→本審査という流れで行われるのですが、物件を正式に契約するためには銀行の事前審査を通過している必要があります。
あいにく私が契約したいことを伝えた段階で、すでにもう一人契約しようとしている人がいたようで、そうなると銀行の事前審査にどちらが早く通るのかという勝負になっていました。
事前審査は銀行によりますが、だいたい1週間くらいで返事が来るのが平均的なようです。
私は「住信SBIネット銀行」の住宅ローンを使いたかったので申し込みをしましたが、正直この時点では相手の方が先に申し込みをしているので通常で考えれば相手の方が有利でした。
そこで不動産会社の方が提案してくれたのが、「りそな銀行」の事前審査も同時に申し込むというものです。
「住信SBIネット銀行」は住宅ローンが非常に人気な銀行なので、その分申し込みが多く審査にも時間がかかってしまうみたいです。
しかし「りそな銀行」であれば割と早く対応してもらうことが可能なようで、この段階ではとにかく銀行の事前審査に早く通ることが重要であったため、その作戦に乗っかりました。
その結果「りそな銀行」からは申し込みの3日後に事前審査が通ったため、私が先に契約に移ることがで来たのです。
不動産会社の方の提案にはとても感謝しています。
実際のところ事前審査であればキャンセルすることも可能なので、物件を押えた後に「住信SBIネット銀行」の事前審査も通り、最終的には希望通りの流れでローンを組みました。
本審査も終え、無事希望した物件を購入できて現在に至ります。
ちなみに聞いた話ですが、本審査は事前審査が通れば基本的に落ちることはないそうで、本審査に落ちるとすれば借金を持っていることが発覚したであったり、その間で転職や失業で年収が下がったなど、返済の見込みが低くなった場合というのが多いみたいです。
本審査について責任は持てませんので、あくまで参考程度に知ってもらえればと思います。
まとめ
今回は家を購入するときにいくつかある選択肢について、私なりの考え方にはなりますがどう選べばよいかを紹介してきました。
また私が物件を契約するまでの流れも記載してきましたが、スムーズには行っておらず少し特殊な事例でもありますので、参考程度に見てもらえればと思います。
私の場合、事前審査で少々せめぎ合いになりましたが、後々知ったところでは事前審査は物件が決まっていなくても先に行うことができるみたいです。
事前審査を先に行っておく方が、そもそも自分がいくらローンで借りることができるのかも把握できますし、もしも早い者勝ちという状況になった際、物件を購入できる可能性が高まります。
次の記事では、契約後から住むまでの流れとマイホーム購入の経験を通じて良かったことや、反省点について記載しますので、ぜひ続けてご覧ください。