最近できたばかりで話題となっているサウナ施設、「渋谷SAUNAS」へ行ってきました。
サウナ歴8年になる私の利用してみた感想と意見についてレビューします。
結論としては、「悪くはないけどリピートはないかな」という考えに至りましたので、その理由について解説していきます。
SAUNASは、WOODS(西側)とLÄMPI (東側)に分かれていますが、今回私はLÄMPI (東側)を利用しました。
ぜひ、今後のサウナ活動の参考にしてください。
渋谷SAUNAS(サウナス)について
「渋谷SAUNAS」は、2022年12月23日渋谷にオープンしたサウナ施設です。
ドラマにもなったサウナ漫画、『サ道』の作者である「タナカカツキ」先生によってプロデュースされオープン前から注目度と期待が高まる施設となっていました。
渋谷駅から徒歩5分という高立地に加え、オシャレな外観ということもあり、建物の横を通る人は誰もが気になってしまいます。
特徴としては、全部で9つある趣向の凝らされたサウナと4つの水風呂、都会なのに自然を感じることができる外気浴スペースがあり、WOODS(西側)とLÄMPI (東側)に分かれています。
WOODS(西側)とLÄMPI (東側)は日替わりで男女が入れ替わるので、全種類のサウナを利用するには最低でも2日行く必要があります。
当日入場もできますが、混雑具合によっては利用できない可能性がありますので、興味のある方はこちらから事前予約がオススメです!
営業時間・料金
営業時間は8:00~23:00までとなっています。
利用料金は以下の通りです。
プラン | 料金 |
入場料(平日2時間) | ¥2,800(税込¥3,080) |
入場料(土日祝と特定日2時間) | ¥3,500(税込¥3,850) |
延長1時間 | ¥800(税込¥880) |
延長2時間 | ¥1,600(税込¥1,760) |
延長3時間 | ¥2,200(税込¥2,420) |
フリー延長 | ¥2,800(税込¥3,080) |
予約の場合、入場料金は事前決済です。
当日の延長や館内での飲食代は、退館時に自動精算機へリストバンドをかざしてまとめて支払います。
アクセス
渋谷駅の西口を出て、さくら坂を上ったところにあります。
坂の手前にあるファミリーマートが目印です。
坂を上がっていくと、左手側に建物が見えますので、路地に入ると入口があります。
木の柵で囲われているので、わかりやすいと思います。
「渋谷SAUNAS」レビュー
まずは入り口から。
デザイナーズマンションを連想させるようなコンクリートの入口はさすがオシャレの最先端、渋谷に似合う建物の外観です。
入店したら靴箱がありますので、空いているところを選んで利用します。
靴箱の鍵は受付で渡さず、館内にいる間は自分で管理する必要がありますのでなくさないように注意しましょう。
受付で名前を伝えて、ロッカーキーを受取ります。
11時から予約をしていたのですが、実際は時間を待たずとも少し前から利用することはできるみたいです。
ただし時間はきっちり計られますので、延長しない場合は受付から2時間で退館までしなければいけません。
ロッカーキーをゲートにかざして中に入ります。
すぐ目の前には液晶のフロアマップが設置されています。
一定時間ごとに表示が変わるので、こういったところも最新といった印象です。
1Fのマップから
2Fのマップに切り替わります。
ゲートを過ぎて左に階段があるので進んでいくと、お手洗いやマッサージスペースがあります。
階段を上がりロッカーがある2階に進むと、これまたオシャレなディスプレイがあります。
サウナストーンとヴィヒタ、イオンウォーターとサウナに関連するものばかり。
サ道のラベルが貼ってある「サ水」は500mlで180円と高めの値段設定。
ここでフェイスタオルとバスタオルを受取るのですが、正直高いところから渡されるのはあまり気分が良いものではありません。
このディスプレイのを境に左右分かれていて、左がWOODS(西側)、右がLÄMPI (東側)です。
今回私はLÄMPI (東側)なので右に進み、ロッカーに着きます。
ロッカーは受付で貰った番号のものを利用することになります。
正直なところ、ロッカーはかなり狭かったです。
上下段に分かれていて、コの字型に30列並んでいたと思います。
事前予約制なのですが、実際は一度に結構な人を入れいるような印象なので、タイミングが重なるとかなり密な状態になります。
浴室
浴室は照明が薄暗く、全体的にシックな印象で落ち着きがあって良いと思いました。
洗い場は立ちシャワーが5か所しかないので、タイミングによっては待ちになるかもしれません。
湯船がないので、寒い時期は待ち時間が少し厳しい気がします。
あと、できればシャワーは座ってゆっくり使いたいものですね。
MUSTA SAUNA(ムスタサウナ)
ロッカーと同じ階にあるサウナです。
ムスタ=ダークという意味で、名前の通り室内が暗めで落ち着きがあります。
だいたい15人くらい入れる広さで、端っこに1人だけ入れるような特等席があります。
温度計はありませんでしたが、95℃くらいだと思います。
セルフロウリュができます。
BED SAUNA(ベッドサウナ)
ムスタサウナの目の前にあります。
名前の通り、横たわることができるサウナです。
3人分しかないので、混雑具合ではなかなか入れないかもしれません。
こちらも温度計はありませんでしたが、比較的温めで75℃くらいだと思います。
横になれるので、楽な体勢で長時間入っていられます。
段差があって足が頭よりも高い位置に来るのが良かったです。
オートロウリュがあるみたいですが、私が利用した時はメンテナンス中で動いていませんでした。
SOUND SAUNA(サウンドサウナ)
浴室内の階段を上った3階にあります。
LÄMPI では一番広く、20人くらいが入れる広さです。
温度計はありませんでしたが、95℃くらいです。
セルフロウリュもできます。
名前通り音楽が流れているのですが、割と音量大き目なクラシックです。
サウナって静寂を楽しむような側面もあるので、賛否両論あると思います。
個人的には、複数あるサウナのうちひとつだけといった形であれば、新しさを求めてこのようなサウナがあっても良いと思いました。
KELO SAUNA(ケロサウナ)
サウンドサウナの向かいにあります。
4人用のこじんまりとしたサウナで、セルフロウリュができます。
温度は90℃でした。
ケロは高級な木材で、保温性が高いのでサウナに適していると言われています。
壁や天井は、木を生かすようにデコボコに木材が配置されていて、見ていて面白いと思いました。
水風呂
水風呂は2階と3階にそれぞれあります。
2階の水風呂は浅めの横たわれるような形状で、4人分に区切られています。
水温は13℃くらいでした。
3階にはと関東最大級を誇る深さ160cmの水風呂があります。
こちらも水温は13℃くらいです。
休憩スペース
2階には石のベンチが5人分あります。
3階は半外気浴スペースのような感じで、ちゃんとした椅子が設置してあるというよりは、木の階段や石の縁などに自由に腰掛けるスタイルです。
全体的に背もたれがないのはちょっと残念ですね。
日の光が差し込む空間にフィンランドをイメージしたような木が植えられていて、一定時間ごとに霧が噴き出す仕組みになっています。
都会のど真ん中ではなかなか味わえないような空間に仕上がっていました。
洗面スペース
ロッカーと同様に狭いスペースで4人でギリギリの大きさでした。
ドライヤーは「レプロナイザー」という高級品で、他の施設だとなかなか見ないので試すことができて良かったです。
ラウンジ
1階には食事や仕事ができるラウンジがあります。
これもまた渋谷に合うオシャレな空間です。
物珍しさからか、通過する人がみんなこちらを見てきます。
せっかくなので頼んでみたクラフトオロポとクラフトコーラです。
おまけでシナモンパンが付いてきました。
まとめ
総合的な感想としては、内容は悪くないのですが、料金が高くてリピートはないかなという印象です。
渋谷駅徒歩5分という立地なので、料金を高く設定しなければ割に合わないのはわかりますが、休日だと2時間で4,000円は財布に優しくありません。
正直なところ、場所は渋谷でなくても良かったのではないかと思いました。
場所を渋谷にしてしまったことで、全体的にコンパクトな空間にせざるを得なくなってしまい、料金も高いという結果になっていると思います。
あまり期待はせず、話題作りに一度行ってみるのにはちょうど良い施設に感じましたので、今後の参考にしてみてください。