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【リスク削減】積立て投資に向かない投資信託の特徴まとめ

ラフロク
こんにちは。ラフロクです。この記事では、投資信託を積立て購入する際の注意点や避けた方が良い投資信託の特徴について解説しています。

こんな方におすすめ

  • 投資信託の購入を検討中の方
  • 投資信託の選び方を知りたい方

 投資信託は長期保有が大前提

今後の日本において、老後の資産形成のために投資は避けて通れないものになりつつあります。

特に投資信託は、数ある金融商品の中でも少額から始められる点や、分散投資できる点から初心者に打って付けです。

そんな投資信託ですが、個別株やFXなどに比べて値動きが激しくないため、短期的に売買を繰り返すのではなく長期保有が大前提となります。

投資信託最大のメリットが複利効果を活用できることであり、その複利を最大限生かすためにはできるだけ長い期間保有することが重要です。

最低でも20年は保有することをおすすめしますので、老後資金を用意するためには遅くても40歳、できれば少額ずつでも構いませんので20代半ば頃から積立て投資を開始するのが良いでしょう。

投資信託の仕組みについては、こちらの記事で紹介していますのでまだの方はぜひご覧ください。

 積立て投資に向かない投資信託

先述の通り、投資信託は長期保有することでメリットを最大限活かすことのできる金融商品です。

しかし投資信託は各運用会社からとても多くの種類が作られており、そのすべてが積立て投資や長期保有に向いているわけではありません。

そこで、ここからは積立て投資に向かない投資信託の特徴について6種類ご紹介しますので、初心者のうちはこれらの投資信託を避けて投資してみてください。

  • 信託報酬や購入手数料が高い
  • レバレッジ型
  • 流行りのテーマ型
  • 毎月分配型
  • 運用方針を理解できない
  • 人気ランキング上位

 信託報酬や購入手数料が高い投資信託

投資信託においては、信託報酬や購入時の手数料が安いほど有利です。

投資信託は、複数の株や債券などの金融商品を詰め合わせたパッケージ商品とも言われています。

実のところ作っている運用会社や販売名称が違うだけで、投資している中身が全く同じものも多数存在しており、それがいわゆる「インデックスファンド」と呼ばれている投資信託です。

「インデックスファンド」は、日経平均やS&P500などの指数に連動した値動きを目的としたものであり、これらは構成されている銘柄が明確に決まっているため、おのずと組み合わせが定まってしまいます。

日経平均やS&P500など主要な指数であれば、各運用会社がラインナップとして揃えることが業界的に鉄則であるため同じ投資内容の投資信託が複数存在する形となるわけです。

そうなると、どこで他社と差を生むかというのは手数料しかないため、投資対象を決めたらより手数料を安いところはないかというのを意識しましょう。

また手数料が高い投資信託に、「アクティブファンド」があります。

「アクティブファンド」は「インデックスファンド」の成績を上回ることを目的とした投資信託で、投資内容は多岐にわたります。

しかし実際に「インデックスファンド」を越えられる「アクティブファンド」は全体2割程度しかなく、また銘柄選択に手間がかかっている分手数料も高いので、全般的におすすめはできません。

 レバレッジ型投資信託

レバレッジというのは、直訳すると「てこの原理」という意味です。

金融業界では倍率で表されることが多く、投資信託でいうレバレッジ型というのは、ある指数の○○倍の値動きをするというような商品になります。

例えば「日経平均レバレッジ2倍型」というような投資信託であれば、日経平均がその日3%上がれば、その2倍の6%上がるというような形です。

レバレッジ型をおすすめできないのは、比較的値動きが激しいという点と元本が目減りしやすいという2点です。

元本が目減りしやすいというのは少しイメージしずらいかもしれませんが、例えば先ほど例に挙げた「日経平均レバレッジ2倍型」では、仮に日経平均が10%上昇→10%減少という動きをした場合に、投資信託のもとの基準価額が10,000円であった場合、12,000円(10,000のプラス20%)→9,600円(12,000のマイナス20%)という値動きをします。

つまるところ下落が連続した場合には、その分下落にもレバレッジが働くので元本割れする可能性が高いということです。

短期間で上がった時に売ることができればよいのですが、それはそもそも投資信託の長期保有という考えとは異なるため、積立て投資には向きません。

 流行りのテーマ型投資信託

一時的な流行りをテーマとした投資信託も長期的にな資産形成には向かないため、おすすめできません。

流行りのテーマ型というのは、例えば人工知能に注目が集まるとAI関連であったり、SDGsが騒がれている中での脱炭素(カーボンニュートラル)などのことを指しています。

こういった投資信託は、できた直後はブームに乗っかることでそれなりの上昇を期待できますが、基本的には一時的である場合が多く、またテーマ型はアクティブファンドであることがほとんどなので、信託報酬も高い傾向にあります。

積立て投資は一時的な下落はあるものの、長期的には右肩上がりとなることを前提としているため、そういった意味でテーマ型の傾向は長期投資の主旨にあっていません。

 毎月分配型の投資信託

投資信託において、分配金の仕組みを理解しておく必要があります。

分配金が払われる時、その投資信託は金額分の基準価額が下落することになります。

つまり合計ではプラスマイナスゼロとなるため、分配金が払われるかどうかというのは利益に直結しないということです。

プラスマイナスゼロであれば、そこまで気にする必要はないかと思われるかもしれませんが、投資信託は複利の効果が最大のメリットです。

分配金が払われるということは、投資額の一部が現金に戻されていくため、複利の効果が半減していっているのと同じになります。

そのため長期投資においては、基本的に分配金が払われないもの、また分配金がある場合でも、「再投資」という形でまた投資信託の購入に充てることをおすすめします。

こちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。

 運用方針を理解できない投資信託

投資信託には、必ず運用方針が記載されている目論見書というものが存在します。

投資信託に限らずですが、自分で意味が分からないものにお金をかけることほど怖いものはありません。

そのため、世間でおすすめされているがままに意味も分からず投資信託を購入するのは避けた方が良いでしょう。

 人気ランキング上位の投資信託

これは一概に言えませんが、基本的に投資信託の人気ランキングには、ここまで紹介してきたあまりおすすめできない商品が上位に上がる傾向にあります。

その理由は、おすすめできない商品であるほど、投資家ではなく運用会社に利益の多いものほど宣伝に力を入れているということです。

毎月分配型やテーマ型、レバレッジ型などはその典型で、メリットだけが強調されるとすごい魅力的に感じてしまいやすいものというのが想像しやすいかと思います。

最近では世間一般の金融リテラシーが高まってきているので、一昔前ほど極端に悪い投資信託は淘汰され少なくなっていますが、人気ランキングやおすすめされたものを、考えもせずに鵜吞みにすることだけは避けた方が賢明です。

まとめ

投資信託の購入は、今後誰もが取り組むべき老後の資産形成に欠かせないものとなっています。

しかし何も考えずに商品を選択してしまうことは、効果的な資産運用ができない、最悪損をしてしまうことにも繋がってしまいます。

投資信託に限らず、何事においても物事の本質を理解することが重要なので、今後の人生で意識することをおすすめします。

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  • この記事を書いた人

ラフロク

外資系企業勤めの30代会社員。 お得な情報、生活が改善される情報を日々収集して取り入れています。 趣味:サウナ、筋トレ 資格:証券アナリスト、簿記2級、サウナ・スパ健康アドバイザー(2022/3/7サウナの日に取得)

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